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<追記あり>「メタボ」の原因!太るメカニズムとは

2019年8月25日

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

今回は、万人の課題である、「何で食べたら太るのか」ということについて書きます。

メタボリックシンドローム」は今や聞いたことが無い人が居ないくらいの言葉だと思います。

メタボリックシンドロームは「内臓脂肪型肥満」「高血糖」「高血圧」「脂質異常症」のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態のことを言います。つまり、単なる肥満はメタボリックシンドロームとは言いません。

しかしながら、肥満はメタボリックシンドロームの原因のひとつで、また肥満と高血糖・高血圧・脂質異常症はとても関連性の深い症状です。この記事では、何故人は太るのかを述べていきたいと思います。

何故「太る」のか?

そもそも「太る」とはどういうことか。結論から言いますと、身体にある「脂肪細胞という細胞が肥大」することです。では、何故脂肪細胞は肥大するのでしょうか?
その理由には大きく2つあり、1つは「中性脂肪」が関係し、もう1つには「炭水化物」が関連します。

 

 

る原因その①「中性脂肪」

 

 

 

中性脂肪が太る原因になるということは、イメージしやすいと思います。

簡単にいうと、お腹やお尻などに多く存在する「脂肪細胞」が大きくなったり、増えたりすることで人は太ります。

脂肪細胞は中性脂肪を取り込むことにより肥大化し、その大きさを約3倍程度まで肥大化させます。

そして、肥大化しきれなくなると、分裂し、小さくなることでまた膨らむ…というようにどんどん太っていきます。このため、脂肪分の多い食事=太りやすいというイメージがあると思われます。

ですが、ここに大きな間違いがあります。食物から摂取した脂肪は、そのまま血中に吸収され脂肪細胞に取り込まれるわけではありません。

肪はどのように消化・吸収される?

食物に含まれる脂肪は、複数のプロセスを経て血中へと吸収されます。

たんぱく質も同様に複数のプロセスを経て体に吸収されるため、お肉料理が腹持ちがいいのは

身体に吸収される時間が長い→ゆるやかなため  です。

脂肪分が体に入ると、十二指腸で胆汁の作用を受け、「乳化」します。

その後、膵臓から消化酵素の作用により一度分解されます。その分解された一部(グリセロール)は小腸で吸収されますが、残りの部分(モノグリセリドと脂肪酸)はその後さらに胆汁酸の働きがあってやっと腸管から吸収されます。

腸で吸収された後は、たんぱく質と結合することで、その後リンパの流れに乗り、血管に入り、やっと全身へ運ばれます。


これでもざっくりとした説明ですが、このように長い長いプロセスを経て吸収されるため、脂肪が身体に吸収されるためには3時間~4時間かかると言われております。

そして、エネルギー経路をたどり、使いきれなかった部分が肝臓で放出される脂肪酸と合成し、中性脂肪となり、脂肪細胞に蓄えられます。これが、中性脂肪が関連する太る原因です。

る原因その②「炭水化物」

 

 

炭水化物とは、簡単に言えば「」の事です。そして、糖は主に単糖(たんとう)、少糖(しょとう)、多糖(たとう)に分類されます。

これらのが吸収されるためには、消化酵素によってグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果かとう糖)、ガラクトースなどの単糖に分解される必要があります。

結局のところ、すべて単糖まで分解されないと小腸で吸収することはできません。

お米を例にすると、お米に含まれる糖は「でんぷん」です。口に入ったお米は、咀嚼(噛むこと)運動などにより、砕かれ、細かくなり、唾液と混ざることでお米に含まれているでんぷんは一部分分解されます。

でんぷんは唾液に含まれている唾液アミラーゼという消化酵素によって、麦芽糖に分解されます。しかし、口の中ではでんぷんを完全に麦芽糖にすることはできません。

でんぷんを分解するアミラーゼは、すい臓から出されるすい液にも含まれていて(膵アミラーゼ)、唾液で麦芽糖になりきれなかったでんぷんは、十二指腸ですい液と混ざることにより、麦芽糖になります。


しかし、麦芽糖は単糖ではないため、まだ吸収することはできません。麦芽糖はその後に小腸にたどり着き、小腸から分泌される消化酵素、マルターゼによって単糖に分解され、小腸で吸収されます。小腸で吸収されたブドウ糖は血液の流れにより、全身に運ばれます。

小腸で吸収されたブドウ糖は血液の流れに乗って、各臓器へ運ばれます。

この、血液でブドウ糖が運ばれている状態がいわゆる「血糖値が上がった」状態というわけです。

ブドウ糖はエネルギー源として使われますが、各臓器や筋肉に取り込むためには、インスリンというホルモンが必要になります。

重度の糖尿病の方にインスリンが必要なのは、インスリンを外部から取り入れないと血液中にあるブドウ糖をエネルギーとして利用できないためですね。

ブドウ糖をエネルギーとして使う臓器は主に、筋肉、脳、赤血球、腎臓などがあります。もちろん、他の臓器でもエネルギーとして使いますが、ここでは割愛します。

筋肉はインスリンの作用により、ブドウ糖をエネルギーとして利用するほか、貯蔵することができます。脳・赤血球・腎臓ではインスリンの作用なしにそのままエネルギーとして利用することができます。「脳を使うとお腹が空く」というのは、脳がブドウ糖をエネルギーとして利用するためです。

さて、各臓器で使い切れなかったブドウ糖はどうなるかというと、そのまま排出するともったいないので、身体はそのブドウ糖をため込もうとします。

まずは血液の流れに乗り、門脈を経て肝臓で貯蔵します。しかし、肝臓で貯蔵できるブドウ糖はそう多くはありません。さらに余ったブドウ糖をどうするかというと、今度は中性脂肪に変換し、脂肪細胞にため込みます。

これが、炭水化物で太るメカニズムです。

蔵したエネルギーを使うには

肝臓は、ブドウ糖(グルコース)をグリコーゲンに変換させてため込みます。

そして、血糖値の状態を常に観察し、血糖値を一定に保つためにグリコーゲンをブドウ糖に変換して血液に流したり、また流れてきたブドウ糖をグルコースに変換したりします。なので、肝臓に貯蔵したブドウ糖はすぐにエネルギーとして利用できます。

しかしながら、脂肪細胞に蓄えた中性脂肪はそうはいきません。

まず、身体にエネルギーが枯渇してくると、筋肉に貯蔵したブドウ糖や、肝臓に貯蔵したブドウ糖を利用します。それらを使った後に、脂肪細胞で蓄えた中性脂肪が、グリセロールと脂肪酸に分解されます。

グリセロールも糖の一種なので、エネルギーとして利用されますが、脂肪酸は糖ではありません。

脂肪酸は酸素と結合することにより、筋肉内などにある「ミトコンドリア」という組織でやっとエネルギーとして利用することができます。なので、糖より脂肪のほうがエネルギーとして利用されるまで時間がかかるということです。また、有酸素運動がダイエットに良いと言われたり、脂肪を燃焼するには20分以上などと言われるのは、この酸素を多く身体に取り入れる運動なためです(真偽を含め所説あります)。

そしてHIITトレーニングや筋力トレーニングを行うと、筋肉自体が大きくなるだけでなく、筋肉内のミトコンドリアも増えます。

つまり、筋肉を増やすことで脂肪を効率よく燃やすことができるということになります。

 

以上が、淡水化物によって太る理由と、中性脂肪によって太る理由です。